理美容ディーラーのきくや美粧堂は、今年で創立70周年を迎えたのに伴い、9月25日に渋谷ヒカリエにおいて記念式典を実施。これまでの感謝と未来に向けたきくや美粧堂の想いを発信した。
冒頭登壇した、増保利行社長は、「近年、生産性の捉え方が偏っていると感じる」と切り出し、今後は生産性向上のための幅広い提案で美容室、美容師を応援し続けると決意を語った。
生産性向上の具体的な提案として、POSシステムのAltair（アルタイル）、レジ周りの効率化をサポートするStore Former（ストアフォーマー）、美容室経営の一つの柱になる店販の促進につなげるLifeKarte（ライフカルテ）など、デジタルを駆使したシステムなどを紹介。サロンブランディング、店販、流通、教育、求人などサロン運営を支える重要事項にICTを生かしたシステムを組み入れていく。
今後のきくや美粧堂の取り組みを説明した増保社長は、「新しいサービスを中心に話したが不易流行という言葉にある変化を恐れず挑戦し続けることは大事。一方で、いつまでも変化しない本質的なものは人の力。創業から一貫して変わらない〝きくや〟という社名に込めた想いや本質を忘れぬよう、サロン一軒一軒の繁栄に向け社員一同今まで以上に最大限努力する人であることを約束する」と締めくくった。
ゲストスピーカーにはビジュアルデザインスタジオ｢WOW｣の浅井宣通テクニカルクリエイティブディレクターが登場。常にイノベーティブな挑戦をし続けるクリエイターとしての取り組み、その裏にある想いなどを語り、「日々たくさんの人を美しくするというクリエイティブで素晴らしい仕事をしている美容師の皆さんの活躍を願っています」とメッセージを送った。
式典の最後には増保憲一会長が登壇。創業からこれまでのきくや美粧堂の70年の歴史を振り返るとともに、顧客中心に人と人とのつながりを大切にしてきたことを紹介。そのうえで、「きくや美粧堂は大きな変革期にある。70年にわたり理美容業界を応援し続けているきくや美粧堂は、美容の未来に向け、インテリジェンス企業を目指しさらに進化を続けたい」と熱を込めて語った。
