ライオンと中国のライオングループ企業・獅王日用化工(青島)有限公司は、中国科学院理化技術研究所抗菌材料試験センター(中国・北京)と共同で、中国口腔清潔護理用品工業協会が主催する「第2回 国際口腔護理学術討論会」(2018 年4月 12 日に中国・煙台東山賓館)で「優秀科技論文 一等奨」を受賞した。

日本で製造・販売している「クリニカアドバンテージ ハミガキ」に配合しているデキストラナーゼ酵素は、歯垢を構成する多糖を分解する作用があり、日本国内ではハミガキの有効成分として認められている。

ライオンは、中国においてハミガキ等の有効成分として訴求するため、中国科学院理化技術研究所と共同で、中国の業界標準である QB/T2966に則ったエビデンスを確認。ライオンが設定した実験プロトコールに基づき、中国国営の中国科学院理化技術研究所抗菌材料試験センターにて、in vitro 試験により酵素配合ハミガキのモデル口腔内歯垢の 分解除去の効果を検証し、有効性を確認した。

ライオン、獅王日用化工(青島)有限公司、中国科学院理化技術研究所の3者は、この研究成果 を中国・煙台東山賓館で開催された第 2 回国際口腔護理学術討論会で発表し、18 年 4月 12 日に「優秀科技論文 一等奨」を受賞した。

中国口腔清潔護理用品工業協会は、中国唯一・国家級のオーラルケア用品・原料・設備・包装等、及びそれらに関連する研究機関や 品質検査などから組織される工業協会である。中国業界標準に準拠した研究機関において酵素配合ハミガキによる歯垢分解効果のエビデンスが得られたことにより、ライオンは中国において酵素による歯垢分解効果の訴求が可能になる。