■30億食突破の不動の看板商品に育成
ローソンのカウンターフーズ「からあげクン」が、この7月で累計30億食を突破する見込みだ。同シリーズは年間約320億円を販売する大型商品で、定番フレーバー3品は同社の全オリジナル商品における売上げ上位に入る。国産の鶏むね肉を原料に使用し、国内製造で為替の影響を受けにくく、また、販売数量拡大でコストを抑える。これにより発売当時から税別200円の価格を維持し、同社の看板商品として幅広いお客に親しまれている。
からあげクンは1986年に販売開始。惣菜のイメージが強かった唐揚げを、おやつとして食べられるように一口サイズにしたことでヒット。開発当時のターゲットは女子高生を中心とする若年層であり、テレビCMの投入などで育成を図ってきた。発売から数年間は「レギュラー」一品での展開だったが、スパイシーな「レッド」を加えることでおつまみ需要を開拓。さらに「チーズ」が加わり、前述のように定番化している。
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