戦略転換が加速度を増し新生ロクシタンの姿が鮮明に

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製品戦略は新境地へ踏み出す

ロクシタンジャポンの新たな輪郭が鮮明になってきた。前期に日本のトップとしてオーナー家からニコラ・ガイガー社長が就任、将来を見据えたさまざまな改革を断行し、これまでにない製品やマーケティングで、新しい可能性を示した。今年も新製品と渋谷の基幹店をクロスさせた限定プロモーションなど、大胆な取り組みを展開する一方、再加速のポイントとなる店舗への手厚いケアを実施し、ロクシタンブランドを新鮮なイメージで打ち出す。これを通じて、グローバルでも重要拠点と位置付ける日本に深く根を張っていく考えだ。

「多くの成功事例を達成できた一年でした」。ガイガー社長は前期の取り組みをこう振り返る。ネイティブの仏語に加え、インタビューには英語で対応、来日当初に比べ流暢な日本語の発音が自身が統べる日本市場への本気度を覗かせる。