コーセーは、「ハトムギエキス」を経口摂取することで、肌のキメや角層状態が整い、肌の透明感が高められることを科学的な手法で明らかにしたことを発表した。

ハトムギは古くから中国や東南アジアなどで食用されており、中国では古代宮廷料理の代表的な食材としても用いられているほか、中国医学三大古典である「神農本草経」に上薬として収載され、肌あれなどに効果があることが知られているものの、その詳細な作用の報告事例は多くないという。

同社は、殻・薄皮・渋皮を含むハトムギの種子全体から抽出したエキス1000㎎が含まれる顆粒タイプの食品を、1日1回8週間継続摂取した時の肌への効果検証試験を実施し、食品摂取前後において肌のキメ評価、角層剥離状態および頬部位の透明度の評価を行うことで、総合的に肌の透明感を評価した。その検証結果から、「ハトムギエキス」の継続摂取により、角層状態が改善して肌のキメ状態が良好になるとともに、透明感の指標となる肌内部から反射してくる光の量を高めることに繋がり、透明感のある肌に導くことが明らかとなった。なお、同研究成果は、2017年12月3日に行われた第20回日本補完代替医療学会学術集会にて発表された。★