サステナブルコスメアワード実行委員会は、「サステナブルコスメアワード2026」の開催に伴い、報道関係者向けオンライン発表会を開催した。審査員長の岸紅子氏、事務局長の小原壮太郎氏らが登壇し、アワードの理念や審査方針、新たな取り組みについて説明した。
同アワードは、化粧品・ファイントイレタリー分野におけるサステナビリティの推進を目的に2019年に発足。原料調達から製造、流通、消費、廃棄までのサプライチェーン全体を対象に、環境負荷や社会的責任、製品品質などを多面的に評価する。審査では、書類選考に加え、香りやテクスチャーなどの官能評価も実施する。
岸氏は、人と地球の健康は密接につながっているとの考えを示し、「30年までに、人にも地球にも優しいコスメが当たり前の存在になってほしい」と強調。同年を活動の終了目標に掲げ、持続可能な製品づくりの業界全体への浸透を目指す姿勢を示した。
26年度は、新たに7人の審査員を迎え、評価体制を拡充。さらに、初の公式プラチナスポンサーとなったUPDATERとの連携により、生活者が推薦するサステナブルコスメを表彰する参加型の「UPDATER賞」を新設した。
発表会には、新たに審査員に就任したビームスのウィメンズプロダクトマネージャー、児玉正晃氏も登壇。商品選定において、デザインや使用感だけでなく、生産背景や作り手の思いを重視する必要性を指摘した。また、UPDATER代表取締役の大石英司氏は、化粧品の原料産地や労働環境、廃棄までを可視化する重要性に言及し、「顔が見えれば選べるようになり、選べるようになれば社会を変えられる」と述べ、生活者の選択を通じた産業変革への期待を示した。
今後は11月に審査を進め、27年1月中旬に受賞製品を発表する予定。表彰式は同年2月4日、東京・新宿で開催される展示会「NEW ENERGY」の会場で実施する。★
月刊『国際商業』2026年12月号掲載





















