タカラベルモントでは、開発本部化粧品研究開発部第一研究所の本村友希研究員が、6月30日~7月1日にイタリア・ピサで開催された「第9回Intercontinental Personal Care Excellence Conference(以下、IPCE Conference)」に招待され、毛髪研究の成果について口頭発表を行った。

今回の招待は、2025年のIFSCC(国際化粧品技術者会連盟)学術大会で発表された世界中の研究成果の中から、化粧品技術の発展に寄与する優れた研究として選出されたものだ。同社がIPCE Conferenceで口頭発表を行うのは、23年の第6回大会における金澤莉香研究員に続き、2回目となる。

左:口頭発表中の本村研究員の様子、右:カンファレンス会場内にて

IPCE Conferenceは、イタリア化粧品技術者会(SICC)が主催する国際学会であり、IFSCC学術大会で発表された優れた研究成果の中から選出された研究者による口頭発表を通じて、化粧品科学の発展と国際的な学術交流を促進する場として知られ、世界各国の研究者が集う国際的な学術交流の場である。

今回、同社が発表した研究テーマは「自然界に学ぶヘアケアの処方開発~分岐アルキル構造に着目した新しいアプローチ~」(A new hair care approach that moisturizes hair internally while protecting it from external humidity)だ。同研究は、「水鳥の羽繕い」の成分に着想を得た研究で、生物が進化の過程で獲得した機能や構造をものづくりへ応用する「バイオミメティクス」の考え方を取り入れ、毛髪内部のうるおいを保持しながら外部環境の湿気から髪を守る新たなヘアケアアプローチを提案した。同研究は、自然界が持つ優れた仕組みをイノベーションの源泉として活用した独創性と毛髪科学への新たな知見を示した点が評価され、その研究内容が大きな注目を集めた。