タカラベルモントは、「ヘッドスパ」というメニューを生み出した「エステシモ」から、秋冬の頭皮をやさしくゆるめ、うるおい、整えながらすこやかな頭皮にシフトする頭皮用クレンジング「エステシモ イッシュ スキャルプシフト」(100ミリリットル・2530円)を2024年10月15日に数量限定発売する。これに先駆け、9月12日に東京・代々木の美容会館において「エステシモ2024年秋冬・頭皮ケア新製品発表会」を開催した。
「エステシモ イッシュ スキャルプシフト」は、季節特有の頭皮悩みに着目した、シャンプー前の乾いた髪に使う頭皮用クレンジングだ。気温低下や乾燥が気になる季節は、ターンオーバーの乱れで頭皮に残る角質や、寒さで固まった皮脂が頭皮トラブルに繋がりやすい時期。「エステシモ イッシュ スキャルプシフト」は、グリセリン、PEG-8の保湿成分から成るマイルドシフトベースを採用し、頭皮の汚れを擦らず柔軟にして取り除き、じんわり温感を感じながらうるおいを与え、角質と皮脂をゆるめる。また、乳酸菌とマヌカハニー配合で、うるおいを与えて頭皮をすこやかに整える。
発表会では、タカラベルモント化粧品事業部エステシモ推進部の小抜淳二部長が、ヘッドスパの市場環境やエステシモが提供するヘッドスパの考え方を説明。03年にヘッドスパというメニューを業界に提唱して以来、国内の「ヘッドスパ」のワード検索数が年々増加傾向にある。その中でエステシモは、人体を部品の集まりではなく、システムととらえた、全身ひとつながりの健康美スパであることを共有した。
小抜部長は、「エステシモ イッシュ スキャルプシフト」を発売するに至った背景として、夏の蓄積ダメージで頭皮のバリア機能が低下していること、12〜2月の室内外ともに乾燥する時期の頭皮の乾燥、本格的な冷えによる血行不良といった要因など、複雑な秋冬の頭皮環境を挙げ、頭皮シャンプーだけで解決することが難しいと指摘。そこで、秋冬の頭皮悩みをやさしくほぐす、週1回のスペシャルケアとして同製品を新たな解決策として提案する。
続いて、タカラベルモント化粧品開発部第一研究所の金澤莉香氏が「エステシモ イッシュ スキャルプシフト」の製品メカニズムについて説明。マイルドシフトベース、マヌカハニー、乳酸菌、グローコンプレックスの働きにより、凝り固まった頭皮を優しくほぐして整え、良い頭皮環境に導く、同製品の特長の技術的な背景を詳しく伝えた。
発表会の最後に、パリ五輪ホッケー女子代表であるタカラベルモント人事部の及川栞氏が、製品ラインで示すish(自分らしさ)を引き合いに、アスリートとして、美を楽しむビューティストとして、自身の経験を織り交ぜて自分らしく楽しむことの大切さを強調した。
「髪、皮膚、気もちをひとつながりで美しく。」をコンセプトに掲げるエステシモは、ホリスティック ビューティ ブランドとして支持を獲得。タカラベルモントでは、今後、同ブランドが提供する価値を海外展開の武器にしていく考えだ。★
月刊『国際商業』2024年11月号掲載