――2022年には満を持して「TWBC2022」をリアルで実施しました。反響はいかがでしたか。

伊東 2日間で約1万5000名に来場いただきましたが、ポストコロナに向けて皆さんが期待されており、理美容業界の熱量を感じることができました。「TWBC2022」では、〝WHAT IS BEAUTIFUL?「美しい」って、なんだろう。〟をテーマに、未来のヘアサロンの在り方を提示するさまざまなコンテンツを用意しましたが、その中でもこだわったものの一つがスマートデバイスミラーの「ECILA(エシラ)」。これまでにない顧客体験を実現する新時代のミラーで、課題となることが多い来店客とのサロン内コミュニケーションをAIの活用などで進化を図るものです。実はTWBCは21年に実施予定でした。コロナの影響で1年先延ばしになりましたが、結果的に「エシラ」で何が実現できるかをより具体的に示すことができました。スマートデバイスミラー自体はすでに他社も提供しているものですが、理美容業界に長年携わってきたタカラベルモントが開発したことに対して期待されている声を多くいただきました。体験された理美容師さまからは、かゆいところに手が届いているといったようなお声をいただいています。一方では、タカラベルモントが提供するからには理美容師さまの施術やリアルならではの体温感を軸にしつつ、デジタルの部分を通常のサロンワークでどう生かしてもらうか、ヘアケアやスタイリングなどの化粧品をどう紐づけていくかといったことが重要になります。改善すべき点も今回の展示で明らかになりましたから、TWBCでいただいたお声も反映したより精度の高い「エシラ」をお届けできるよう、今年10月の発売に向けて最終調整を進めていきます。

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