シロクが展開する発酵エイジングケアブランド「FAS(ファス)」は8月26日、ブランド初となるベースメイクシリーズ「THE PLUMP SERIES(ザ プランプ シリーズ)」を発売する。美容液ファンデーション(7700円)、プレストパウダー(6600円)、メイクアップスポンジ(1100円)の3品で始動。メイクによる仕上がりの美しさと、日中の肌をケアする機能の両立を追求し、スキンケア、ボディケアに続く新カテゴリーへ参入する。ブランド誕生3周年を機に、発酵と科学を基盤とする総合的なエイジングケアブランドへの進化を加速する。

 FASは2023年6月、京都東山本店と京都髙島屋S.C.店の2店舗から展開を開始した。その後、百貨店を中心に販路を広げ、現在は直営店や専門店を含めて全国主要都市の12店舗で取り扱う。ブランド累計のベストコスメ受賞数も、3周年を前に200冠を超えるなど、百貨店ブランドとして成長を続けている。

ブランド立ち上げ当初から目指してきたのが、スキンケアにとどまらず、大人の肌に総合的に寄り添うブランドへの進化だ。井上みなみFASブランドマネージャーは、「発酵と科学のエイジングケアブランドとして、総合美容ブランドへ進化したいと考えていた」と話す。3周年を迎えた今回、その構想を具体化するカテゴリーとしてベースメイクを投入する。

開発の起点となったのは、FASの製品を使用する顧客への定期的なインタビューだった。ファンデーションについて「カバー力が物足りない」「夕方になると崩れて薄くなる」といった声が寄せられていた。そこでFASは、美容成分を加えただけのファンデーションではなく、メイクによる高いカバー力と、日中の肌を継続的にケアする機能を本格的に兼ね備えた製品開発に着手した。化粧品の中核を担う基材の探索から始め、発酵由来の新たな美容成分も独自に開発。企画から約2年をかけて製品化した。

 シリーズ共通の技術として採用したのが、「メモリーオイルゲル」と「いちじく発酵オイル」だ。メモリーオイルゲルは、弾力や復元力を持つ油性ゲルを、なめらかに流動するよう加工した基剤で、ファンデーションへの配合は日本初(同社調べ)となる。弾力性のある膜が肌に密着し、毛穴や小ジワなどの凹凸に入り込みにくく、表情の動きにも追従する。膜が光を取り込んで反射することで、油膜感を抑えながら、肌そのものが発光するような透明感を演出する。

いちじく発酵オイルは、FASリサーチセンターが独自に開発した油溶性の美容成分。大阪府羽曳野市産の完熟イチジクを酵母で発酵させて抽出した。発酵由来成分の多くが水溶性である中、果実を発酵させてオイルを生み出すという独自のアプローチを採用。メモリーオイルゲルと組み合わせることで、肌に触れている時間の長いベースメイクから、角層へうるおいを届ける設計とした。

「FAS ザ プランプ セラム ファンデーション」SPF31・PA+++(全5色・各30mL・各7700円)

主力商品となる「FAS ザ プランプ セラム ファンデーション」SPF31・PA+++(全5色・各30mL・各7700円)は、ひと塗りで肌の凹凸を自然にカバーしながら、素肌そのもののようなツヤと透明感を演出する。メモリーオイルゲルの復元力によってテクニックを問わず均一に伸び広がり、仕上がりの美しさが12時間持続するという。汗や高温多湿の環境を想定した試験も実施し、カバー力の高さと崩れにくさの両立を図った。

いちじく発酵オイルのほか、FASのスキンケアに配合する黒米発酵液や黒豆ペプチドなど独自成分も加えた。井上ブランドマネージャーは、製品名に「メイクであり、スキンケアでもある、ただの美容液ファンデーションではないという強い思いを込めた」と説明した。

「FAS ザ プランプ プレストパウダー」(11g・6600円)は、粉体ならではのさらりとした使用感を保ちながら、乾燥や過度なマット感を抑えた設計。メモリーオイルゲルといちじく発酵オイルに加え、粉体をアミノ酸由来のゲルで包み込む日本初採用の技術を取り入れた。粉体が肌に薄く密着し、ファンデーションのツヤや透明感を生かしながら、日中のテカリや化粧崩れを防ぐ。カラーは肌になじむシアーライトベージュの1色で展開する。

「FAS ザ プランプ プレストパウダー」(11g・6600円)

併せて、「FAS メイクアップ スポンジ」(1100円)も発売する。もちもちとした質感のプレミアムウレタン素材を採用し、肌に密着しファンデーションの染み込みを抑えながら、肌へ均一に塗布できるよう設計した。

FASは、「肌に長時間触れるベースメイクだからこそ、スキンケアと同等の発想が必要」(井上ブランドマネージャー)と捉える。塗った瞬間のカバー力や透明感にとどまらず、美しい仕上がりを保ちながら日中の肌をケアするという価値を打ち出し、4年目の成長を担う新たなカテゴリーとして育成していく。