ライオンは、「システマ ハグキプラス プレミアム ハミガキ」(医薬部外品・95グラム・1092円 ※編集部調べ)をリニューアルし、4月15日から全国で発売している。歯ぐきの炎症の一因である糖化に着目し、糖化を抑制する有効成分GK2を新たに配合。歯ぐきのエイジングケアを強化し、歯周病予防市場での付加価値提案を進める。

今回の改良は、ライオンが実施した調査(※1)で、年齢とともに歯ぐき下がりをはじめとした歯ぐきのおとろえに不安を感じている人が8割であり、「歯ぐきをしっかりケアしたい」というニーズが顕在化したことに端を発した。

近年では、体内で糖とタンパク質が結びつき、AGEs(終末糖化物質)と呼ばれる悪玉物質が生成される反応である「糖化」が、組織や細胞にダメージを与える一因として知られている。糖化は肌をはじめとする全身に関与し、歯ぐきでも起こる。ライオンは2022年に有効成分「グリチルリチン酸ジカリウム(GK2)」が糖化を抑制することで、炎症を抑え、歯周病を予防する効果があることを確認している。そこでGK2を配合し、歯周病を防ぐ、歯を白くするなど八つの機能をまとめ、ハグキプラス プレミアム ハミガキを一段上へ引き上げた。

歯ぐきケアの新習慣を提案

リニューアルに合わせ、ライオンは「歯ぐきの糖化」を新たな口腔ケア課題として提起。ライオンヘルス&ホームケア事業本部オーラルヘルスケア事業部の政岡大裕氏は、歯ぐきの糖化に着目した歯周病予防ハミガキによる“歯ぐきのエイジングケア習慣”の重要性を訴えた。

新しくなったハグキプラス プレミアム ハミガキは、①歯ぐき活性化・組織修復作用②抗炎症作用③コラーゲン分解抑制作用④浸透殺菌作用――の四つの作用で歯周病を防ぎ、健康な歯ぐきを保つ設計だという。薬用成分「ビタミンE(酢酸トコフェロール)」が歯ぐき細胞を活性化し組織を修復するほか、GK2が歯ぐきの炎症の一因となる糖化を抑制。さらに、薬用成分「トラネキサム酸」が歯ぐきのハレ・出血を抑え、薬用成分「IPMP(イソプロピルメチルフェノール)」が歯周ポケット内の歯周病プラーク(※2)を殺菌する。トラネキサム酸と酢酸トコフェロールは、歯ぐきのコラーゲンが壊れることを防いでもくれる。

政岡氏は、歯ぐきの糖化ケアについて「毎日の予防にはセルフケアが必要。ハミガキによる予防と歯科での治療のサイクルを回していくことが大事です」と説明した。

また、皮膚科・内科医の友利新氏と、BLOOM ORAL CARE Tokyoの照山裕子院長は、歯ぐきの糖化が口元の見た目にも影響を及ぼすと指摘。実例写真を交えながら、近年は「抗糖化」が美容領域でも注目されていると解説した。

両氏は、歯ぐきケアを「口元美容」の一環と位置付け、「自分の口元と毎日向き合うことが重要」と強調。ケアを怠ることで20代でも赤くくすんだ歯ぐきになる可能性がある一方、歯科での診断・治療と適切なハミガキ習慣によって健康的な状態へ戻すことは可能だとした。加えて、歯周病リスクの高い箇所へすり込むように細かく磨き、有効成分を浸透させることがケアのポイントだと説明した。

 

※1 n=1125・45~64歳女性・ライオン調べ・2024年3月実施

※2 歯周ポケット内の歯垢(歯周病菌を含む菌の集合体)