ライオンは2018年4月、オーラルケアブランド「システマ」をリニューアルする。コンセプトは「30代からの『歯周病セルフケア』」で、歯周病リスクを意識していない30~40代の生活者に向け「カラダの変化を感じ始めたら、オーラルケアを見直すこと」を提案する考えだ。2月14日に開いた「システマ」オーラルケアセミナーでは、ライオンオーラルケア事業部ブランドマネジャーの大塩繁生氏、同快適生活研究所ヘルスケアマイスターの芳賀理佳氏、ライオン歯科衛生研究所東京デンタルクリニック歯科衛生士の政井美南海氏が登壇。ブランドリニューアルに伴い30代女性に焦点をあてる戦略を明らかにした。

ライオンによると、30代の女性は「不調のデパート」である。年齢による「体の症状」の変化を調べると、加齢とともに不調が増加すると思いがちだが、じつは30代での変化が多い。しかし、仕事や結婚、出産などのライフイベントが重なることで、すべての不調に対応することは難しい。だから、症状が実感し難い口腔トラブルは対処していないケースが多く「隠れ不調」といえる。

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