佐藤久美子(さとう・くみこ)

1996年から化粧品輸入ビジネスに従事。「スイスライン」「ユイルエボーム」といったブランドを日本市場に導入。エコサート認証コスメとの出会いをきっかけにオーガニックコスメのセレクトショップ「オーガニックマーケット」をオープン。1999年よりSLJ代表取締役。

国産のイメージを活用した発信のアドバンテージ

備蓄を放出というニュース、昨年はお米で今年は石油。中東情勢の緊迫化により原油価格が高騰。電気料金の値上げをはじめさまざまなコスト増、原料不足等の報道を見るにつけ、石油に由来する製品があらゆるところに存在、影響を及ぼす事実に気付かされる。お米があっても包材が不足し、その値が上がっているのでお米の価格が下がらない、だとか。生鮮食品や総菜を入れるトレーや包装材が値上げラッシュに見舞われているなどを聞くと、ますます消費者の節約志向が高まるだろう。誰も値上げなどしたくはないはずなのに。輸入商材における為替の影響は輸送経費にも掛かってくるので、ボディーブローを受けているような心持ちになる。知るのが怖くて見て見ぬふりをしていたオーストラリアドルも110円を超えた。日本の値付け価格の方が本国売価より安くなっている。ああツラい。本当に値上げをしたくないのに。

こんなときには輸入だけではなく、輸出、日本製品の需要に目を向けてみる。クリーンビューティーの概念から言えば、ジャパンメイドの化粧品は、ほぼクリーンビューティーに当てはまる。ただこれまでにもジャパンメイドのオーガニックコスメを紹介してほしいと頼まれることが幾度となくあったのだが、うまくいったことがない。商談が成立しなかった要因は、オーガニック認証の点だった。オーガニックであるのか、そうでないのかが分かりにくいため、その商品を売るためのセールスポイントがぼやけてしまうのだ。確かにそうだ。私も取引を決めるときはその点、つまりエビデンスを重視するのだから。

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