公益財団法人花王芸術・科学財団は、2026年度の助成先として、芸術文化活動73件、花王科学奨励賞10件を決定した。26年度の総助成件数は83件、助成総額は4910万円となった。

同財団は1990年に花王の100周年を記念し、芸術文化支援を行う財団として設立された。1997年には科学技術分野の研究支援へも事業を拡大し、芸術と科学技術の支援を併せ持つ「花王芸術・科学財団」として名称変更。2010年に公益法人制度改革による公益認定を受け、現在に至る。芸術分野と科学技術分野への助成・顕彰事業のほかに、女性研究者支援や奨学金支援など、さまざまな事業を行っており、理事長は花王の長谷部佳宏代表取締役社長執行役員が務めている。

26年度芸術文化活動助成の決定は、助成件数が73件、助成金は2910万円だった。芸術文化部門では、一定の芸術水準を有するプロの団体が企画・開催する美術展覧会や音楽公演に対し助成している。昨年度より新設したメディアアート部門では、美術分野に加え、音楽分野の企画へも対象を拡大し支援を行う。25年10月1日~11月10日の間に公募を行い、261件の応募の中から73件、2910万円の助成を決定した。

これにより、1991~2026年度累計芸術文化活動助成総助成件数は2250件、助成総額は14億43万円となった。

26年度「花王科学奨励賞」の決定は、助成件数が10件、助成金は2000万円だった。

「表面の科学」というテーマで、若手研究者の未来を開く独創的、先導的な研究に対し助成を行っている。25 年7月1日~10月31日の期間に公募を行い、化学・物理学分野、医学・生物学分野で合わせて応募総数80件の中から、10件2000万円の助成を決定した。受賞者にはそれぞれ記念盾と200万円を贈る。

助成の内訳は以下の通り。

1998~2026年度累計花王科学奨励賞の総助成件数は289件、助成総額は3億8900万円となった。