エステーの2026年3月期第3四半期業績は、売上高は前年同期比0.8%減の374億3900万円、営業利益14.0%増の20億8200万円、経常利益14.7%増の23億5600万円、親会社株主に帰属する四半期純利益35.2%減の14億8800万円となった。
売り上げは、防虫剤の収納スタイル多様化に伴う市場の低迷で衣類ケアが減少したことや、6~7月の空梅雨や夏場の猛暑・残暑の影響により湿気ケアが減少したことに加え、12月の気温が平年より高めに推移したことなどでサーモケアが減少したこともあり、微減となった。
利益面では、調達先見直しなどによるコストアップ抑制が進んだことに加え、前期取り組みを進めていた資本政策や経営基盤強化のためのコンサルティング関連費用がなくなったことにより販管費が減少し、営業利益、経常利益ともに増益。親会社株主に帰属する四半期純利益は、前期発生した負ののれん発生益がなくなったことで減益だった。
カテゴリー別売上高を見ると、主力のエアケア(消臭芳香剤)は、既存市場の拡充と新規ユーザーの創出に向けた取り組みを推進。一部既存品が減少したものの、「消臭力 Premium Aroma 玄関・リビング用」「消臭力 Premium Aroma トイレ用」や「消臭力 クリアビーズ イオン消臭プラス」が伸長したことに加え、ミストタイプ消臭剤「消臭力 トイレのフレッシュミスト RESETTO」が貢献し、0.1%増の167億1100万円となった。
ペットケア(猫用トイレ用品)は、「ニャンとも 清潔トイレ 本体」の買い場での接点づくりを進めたこともあり、4.1%増の29億7200万円となった。
衣類ケア(防虫剤)は、“清潔感”と“シンプル”がテーマの「ムシューダ NOTE」や「ムシューダ ウォークインクローゼット」が伸長したものの、収納スタイル多様化に伴う市場の低迷から「ムシューダ 引き出し・衣装ケース用」「ムシューダ クローゼット用」といった既存主力品や高付加価値品「ムシューダ Premium Aroma」シリーズが減少し、5.5%減の47億4100万円となった。
ホームケア(フードケア・クリーナー他)は、米価格高騰から備蓄に対する関心が高まり、お米を虫から守る「米唐番」の需要が拡大し、3.3%増の35億3700万円となった。
湿気ケア(除湿剤)は、6~7月の空梅雨や夏場の猛暑・残暑の影響による店頭露出の低下で、使い捨てタンクタイプやシートタイプ除湿剤を中心に減少し、11.9%減の21億600万円となった。
サーモケア(カイロ)は、前期販売分の返品を抑制したものの、今シーズンの立ち上げ導入の遅れや12月の気温が平年より高めに推移したこと等で販売機会ロスが発生し、3.6%減の34億6800万円となった。
ハンドケア(手袋)は、高付加価値品「ファミリー Premium touch ヒアルロン酸」ビニール手袋の伸長や既存品の配荷店舗増により、3.4%増の39億円となった。
26年3月期通期業績予想は、予想を修正。それぞれ直近の予想から42億円、6億円、5億円、1億円減少し、売上高が前年比0.8%増の485億円、営業利益同14.5%増の19億円、経常利益同10.4%増の23億円、親会社株主に帰属する当期純利益同47.1%減の15億円とした。






















