500回の検証を行い課題を乗り越えた
高級感が必須のプレステージブランドに環境対応は馴染まない――。資生堂は、この業界の常識を覆した。プレステージブランド「SHISEIDO」の化粧水「オイデルミン エッセンスローション」に採用したレフィル容器は、なめらかな曲線に美しいデザインを施し高級感を演出しつつ、環境負荷は大幅に減らした優れもの。同商品の国内売り上げの半分以上をレフィルが占めており、プレステージ性を守りながら、環境対応を実現できることを世の中に示した格好だ。
オイデルミン エッセンスローションで採用した環境負荷の低いつけかえ容器は、AMCOR(アムコア)社が技術開発し、容器メーカー大手の吉野工業所と資生堂が共同開発した「LiquiForm(リキフォーム)」だ。従来、別々に行っていた中身の充填と容器の成型をワンステップで行うもので、化粧品で採用したのは世界初となる。
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