ハーバー研究所の2025年3月期第3四半期決算は、売上高が前年同期比0.3%減の86億1000万円、営業利益は2億2100万円、経常利益は2億3600万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億2000万円と減収増益だった。
品目別の売上高は、基礎化粧品が同1.3%減の553億4108万円、メイクアップ化粧品が同11.3%増の79億772万円、トイレタリーが同5.7%増の51億4419万円、健康食品・雑貨等が同4.4%減の174億891万円となった。
販売ルート別売り上げは、通信販売(EC含む)が同1.9%減の502億7410万円、百貨店向卸売が同23.5%増の114億8467万円、その他卸売は同5.7%減の200億3241万円、直営店が同5.9%減の43億1180万円となった。
販売ルート別では、百貨店向卸売がインバウンド需要を背景に前年同期比で大幅に増加した。一方、通信販売(EC含む)は、生活防衛意識の高まりの影響により前年同期比で減少した。その他卸売(海外輸出含む)も、一部の出荷先セルフ店の閉鎖や中国向け輸出の減少により、売り上げが前年同期比で減少した。品目別では、基礎化粧品の売り上げはその他卸売の減少の影響を受け、前年同期比で減少したが、メイクアップ化粧品は百貨店の好調な売り上げに支えられ、前年同期比で増加した。