1996年から化粧品輸入ビジネスに従事。「スイスライン」「ユイルエボーム」といったブランドを日本市場に導入。エコサート認証コスメとの出会いをきっかけにオーガニックコスメのセレクトショップ「オーガニックマーケット」をオープン。1999年よりSLJ代表取締役。
大麻取締法改正でCBD製品の信頼は高まる?
2025年がスタートした。阪神淡路大震災から30年の年でもある。以降も東日本大震災や熊本地震と大きな災害があり、昨年の元日に発生した能登半島地震はいまだにがれきが撤去されていない場所がある。大災害や有事はいつ起こるとも知れない。30年の節目、月日の流れを振り返り、思い起こしながら、これからのナチュラル・オーガニック、クリーンビューティーを考えてみたい。
成分では、昨年の12月12日に改正大麻取締法が施行され、CBD(カンナビジオール)の規制が、従来の「部位」から「成分」に変更となり、身体に悪影響を及ぼすTHC(テトラヒドロカンナビノール)の残留限度値の基準が明確化された。大麻から製造される医薬品が医療現場で使用可能になるには、THCの規制が必要不可欠であることが改正理由の一つである。残留限度値の基準が明確化されて、エビデンス(成分分析書)の提出がロットごとに義務付けられるようになる等、これまでにあったCBD製品に対する「あいまいさ」が排除される。日本の残留限度値の基準は世界の中でも特に厳しいとされ、この確かな基準ができたことにより、19年に米国からブームが起こるも、日本ではまだまだ広がっていなかったCBD製品が、安心・安全の下、店頭に並ぶようになる日も近いのではないか。
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