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ポーラの化粧品専門店戦略が軌道に乗り始めている。2023年6月1日に「LOOK さんすて福山店」を出店。24年は4月26日の「REBIRTH ららぽーと磐田店」を皮切りに7店舗を出店し、合計8店舗となった。専門店チャネルに新規参入したポーラは、狙い通りに成長しているのか。そしてブランド育成をどのように進めるのか。ポーラ新チャネル戦略室の日高彰吾部長に専門店戦略の総括と25年に向けての意気込みを聞いた。
基礎化粧品の訴求で潜在顧客を掘り起こす
――化粧品専門店への出店を強化していますが、狙いは何でしょうか。
日高 もともと国内市場での接点拡大がスタートです。ポーラの化粧品に触れる、買える場所が限られた地域でも、お客さまとの接点を拡大したい。その重要な拠点として、化粧品専門店の売り場にポーラコーナーを設けようと思ったのが、新規参入のきっかけです。この基本戦略の骨格は守っているのですが、少し中身が変化しています。地域戦略として、トータルビューティー事業の店舗「ポーラ ザ ビューティー(PB)」や百貨店コーナーがある地域でも、化粧品専門店との取引を行うことで、地域におけるブランドの存在感を高めていきたい。チャネルの壁を越えて、多様なポーラの商品、サービスを楽しむお客さまを増やしていきたいと考えています。
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