洒落たブティックやレストランが立ち並ぶパリ6区。地下鉄「オデオン」駅の階段を上がると、「AROMA ZONE(アロマゾーン)」のパリ1号店がある。広い店内には、アボカドなどの植物オイル、精油、ヒアルロン酸、ジェルなどが所狭しと並んでいる。詰め替えボトルにオイルを入れる量り売りコーナーもある。客はメモやスマホを見ながら選んでおり、事前に買うものを決めてから来店した目的買いの人が多いようだ。
アロマゾーンは、DIY化粧品の材料の販売で急成長したブランドで、オーガニック認証のものが多い割には価格が安いことでも知られている。オーガニックコスメに慣れた消費者が、化粧品の成分に関心を持ち、安心して使える化粧品を自分で作ってみようと始めたのが化粧品のDIYだ。環境意識の高い一部の人たちの間で行われていたが、アロマゾーンの出現で、一挙に一般消費者に広がった。
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