フランスの美術館のミュージアムショップは、所蔵芸術作品に関連した本やカタログ、芸術作品のレプリカだけでなく、人気のある絵画をあしらった食器などの日用雑貨、アクセサリーに加え、化粧品まで幅広いミュージアムグッズを展開している。有名絵画を商品に印刷したものが典型的な商品で、化粧品では、容器にアール・ヌーヴォー様式の紋様を印刷したせっけんがその一例だ。このような、作品をコピーすることで権利問題が生じる商品は、「国立美術館連合グランパレ(Réunion des Musées Nationaux RMN Grand Palais)」という、国立美術館の所蔵品を管理・保管し、所蔵品の認知度を高めることを目的とする公共団体が開発・販売する。ただし、この団体の商品サイトをみても、製造元や成分などの情報がないので、製造コストや人件費が安い国で作っているのではないか、安全性はどうなのかと疑問がわく。

それに対し、各美術館が独自に扱う化粧品のミュージアムグッズは、仏国内の地方の中小企業で製造される国産品が多い。パッケージに高級感はあるが、デパートで売っているような有名ブランドではない。天然成分の割合が多い自然派化粧品の傾向が強く、オーガニックコスメも見られる。

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