ただ あつひろ

2005年 博報堂入社(一橋大学社会学部卒)、13年 北京デルフィス博報堂 戦略企画部部長、17年 博報堂グローバルマーケットデザイン戦略局 コミュニケーションディレクター、21年 博報堂生活綜研上海 主席策略官、24年 博報堂生活綜研上海 総経理。

素肌感へのニーズ高まり基礎メイクが好調

――中国の化粧品市場の概況について教えてください。

多田 私たちの調べによると、中国の化粧品市場は2022年に底を打ち、23年、24年はどちらも前年をクリアしています。また、主要ECプラットフォームの売り上げ金額をみると前年比でスキンケアは7%、3%それぞれ増加。メイクも11%増、12%増となっています。とはいえ、あくまで売上金額のみを拾った調査なので、メーカー各社の粗利などを注視しなければいけません。実際の販売では大胆なプロモーションが実施されている場合が多いので、メーカー側の粗利としては悪くなっている可能性もあります。中国で化粧品業界の関係者に話を聞くと、利益率の悪化が頭痛の種であることが話題になります。

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