ユニ・チャームは10月9日、「ソフィ 女性のウェルビーイング新提案発表会」を開催。これまでの生理、妊活に加え、心身のゆらぎの根本である「ホルモン」に新たに着目し、女性の一生に寄り添うサポートをより充実する。

新提案の核となるのはホルモンの波に着目した新サービスとして生理管理アプリ「ソフィBe」をリリースすることを明らかにした。同アプリの特徴はホルモンと体調の関係がグラフで確認できる、生成AIを活用した独自のチャットエンジンを搭載、妊活モードを選択することで妊活のサポートが可能の3点だ。

ホルモンバランスを活用した生理管理アプリ「ソフィBe」

ホルモングラフ

生理管理からホルモン&体調管理へ

発表会の冒頭では、ユニ・チャームグローバルフェミニンケア マーケティング本部の長井千香子ジャパンブランドマネジメント部長が登壇。「ソフィ」ブランドの歩みと思い、直近では23年から「妊活」市場にも参入したことを示した。また近年は社会的なアンコンシャスバイアスにアプローチする取り組みを行ってきたことを伝えた。

その後、女性の心身の現状として、生理でも生理以外でも心身の不調を抱えており、その要因が分からず、対策せず諦めたり我慢する人がいることを示し、「ソフィ」ブランドとして女性の一生に寄り添うサポートを行っていくことを明らかにした。そのために新たに「ホルモン管理」で心身の可視化に挑戦していく。

長井部長は、「ソフィではこれからも生理、妊活に加え、女性ホルモンと体調に関しても寄り添った提案をしていきたい」と意気込みを語った。

イベントの後半は、産婦人科医・医学博士・産業医の高尾美穂先生による「女性の不調のお悩み解決コーナー」のトークセッションを実施。「生理期間でないのに、やる気がなくなります……どうしたらよいでしょうか」「普段の身体のだるさや急なイライラなどは何となく相談しにくく、この状態でも婦人科に行ってもいいのでしょうか」といった相談に対して、女性のホルモンバランスが大きく変動する生理周期に対し、日々の体調変化を把握することや一人で抱えず婦人科医や経験者に相談する第一歩を踏み出す勇気を持つよう、メッセージを送った。

月刊『国際商業』2024年12月号掲載