資生堂は、2024年10月30日より、キッチハイク、静岡県掛川市、資生堂の100%子会社であるKODOMOLOGYと連携し、「保育園留学」のサービス受け入れを、資生堂掛川工場敷地内にある企業主導型保育施設「カンガルーム掛川」にて開始する。

「保育園留学」とは、キッチハイクが展開する豊かな自然の中で子どもが主役の暮らし体験ができるサービスである。1~2週間子どもを保育園に通わせながら、連携宿泊施設を利用して家族で地域滞在することができる。ワーケーションなどの多様な働き方を支援すると共に、地域には、家族ぐるみの超長期的関係人口の創出や地域経済への貢献をもたらす。

今回は、資生堂の保育および地域への取り組みと、キッチハイクが推進している地域の価値拡充・子ども主役の価値創造を行う保育園留学、子育てと地域資源を生かした選ばれるまちづくりを推進する掛川市の取り組みが合致し、3者の連携が実現した。

また「保育園留学」は、キッチハイクの商標。ビジネスモデル特許を取得している。

資生堂は、保育事業において、「誰もが<こどもも社員も真ん中の育児>と<新たな価値を生み出す仕事>の両立」を目指しており、子育て世代の育児と仕事の両立をサポートしている。また、資生堂掛川工場では、工場とその地域への貢献を重要視しており、その一環として掛川工場敷地内に企業主導型保育施設「カンガルーム掛川」を併設。資生堂社員だけではなく、地域の住民にも一部利用を可能にしている。

「カンガルーム掛川」は、広大な自然環境の中に位置しており、子どもたちは四季を感じられる自然の中でのびのびと過ごすことができる。一人一人に寄り添った保育方針のもと、子ども自身のやりたいことを追求できる環境をつくり主体性や自信を育む。

また、季節に合わせたイベントだけではなく、日常的に外遊びや近くの公園でお弁当を食べる機会をつくるなど、五感を刺激する体験も充実させている。そのほか、異年齢保育の実施や、園庭にあえて遊具を置かず、子どもが自由な発想で遊びを楽しめる環境にすることで、自ら考えながら行動し、探究心や協同性の成長につながるようにしている。

さらに、資生堂ならではの保育所として、新生児から使える資生堂のベビースキンケアを使った保湿・紫外線ケアも実施。こどもの今と将来のすこやかな肌ケアをサポートするとともに、保護者に対し日常にスキンケアタイムを取り入れる提案をすることで親子のコミュニケーションが増えるきっかけもつくる。

「保育園留学」の利用者向けに、週末や降園後には、隣接している掛川工場、資生堂企業資料館やアートハウスといったビューティーに関わる施設にて特別な体験を提供する。掛川工場では、開催日に保育園留学を利用している4~5歳の子どもを対象に「親子でのリップグロスづくり体験」が可能。資生堂企業資料館やアートハウスでは、資生堂のヘリテージや近現代のすぐれた美術品を職員の案内付きで見学することができる。