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中央研究所の拡張で人材獲得が進む
取引先数は約400、売上高は250億円を突破――。ピカソ美化学研究所への支持は、相変わらず厚い。その理由は得意分野の競争力を徹底的に磨き続けているから。特にスキンケア、ベースメイク、ヘアケア(育毛剤など)の研究開発に全力を注ぐ。そして海外市場の動向に明るいのも強みの一つだ。国内と海外それぞれで稼ぎたい取引先にとって、差別性の高い商品をつくれる同社は頼りになる存在である。だから長期取引が増え、収益基盤が強いから研究開発投資を継続できる。ピカソ美化学研究所のビジネスは好循環が回っている。八木伸夫社長は次のように説明する。
「近年、ナイアシンアミドやビタミンCなどの成分が人気になり、市場が賑わっています。その中で差別性のある商品を生み出すには、トレンドの成分を取り入れるだけでなく、複数の成分を組み合わせたり、テクスチャーやパッケージを変えたり、販路を工夫するなど、創意工夫が求められます。そのような提案を矢継ぎ早に行える体制を整えていることが、弊社の競争力だと自負しています」
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