第1四半期に6.2%の成長率を達成

ロレアル中国は4月19日、上海で「2023/2024年度発展戦略説明会」を開催した。同説明会において、ロレアルの北アジアゾーン総裁兼ロレアル中国最高経営責任者(CEO)のVincent Boinay氏は、23年通年と24年第1四半期において、厳しい市場環境の中でロレアル中国が依然として成長を実現した要因を分析し、同社の中国市場での新しい経営戦略と成長目標を明らかにした。

ロレアルグループの23年通期と24年第1四半期の業績として、売上高は前年同期比それぞれ7.6%増の411億8000万ユーロ、9.4%増の112億4000万ユーロとなった。中国の化粧品市場において景気の回復が遅れているにもかかわらず、同社の23年通期と24年第1四半期の売上高はそれぞれ5.4%、6.2%増加し、現地化粧品市場全体の成長率を上回り(表参照)、持続的に成長を見せたことが注目されている。ただし、以前の高成長期と比べると成長は減速し、経営をめぐる圧力に直面しているのも事実だ。

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