日本の魅力が波及し訪日客が多様化
日本のインバウンドは、訪日客数、消費額ともにコロナ前の水準を上回り、活況を取り戻している。しかし、中身を見ると、コロナ前のインバウンドの主役だった中国人の戻りは遅く、それ以外の国・地域からの訪日客が増えている。コト消費の流れも強くなっており、商品の爆買いばかりが注目された以前の状況から大きく変化している。
日本政府観光局(JNTO)の統計によると、2024年3月の訪日外国人数は約308万人で、月単位では過去最多。4月も約304万で、日本を旅する外国人は増えている。客数を押し上げたのは、韓国、インドネシア、米国からの訪日客。国別の推移を見ると、14の国・地域(※1)からの訪日客数が4月として過去最多を記録。そのうちフランス、イタリア、中東地域は単月で過去最高の人数になった。
※1:韓国、シンガポール、インドネシア、ベトナム、インド、豪州、米国、カナダ、メキシコ、英国、フランス、ドイツ、イタリア、中東地域
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