アース製薬の2024年12月期第1四半期業績は、売上高は3.0%増の420億4900万円、営業利益は10.0%減の49億7800万円、経常利益は8.8%減の51億4800万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は9.2%減の35億3000万円となり、増収減益となった。計画比では、売上高はカテゴリーごとの入り繰りがあるものの、全体ではほぼ計画通りに推移。営業利益については、売上原価及び販管費の下振れにより、大幅に上振れした。

セグメント別にみると、家庭用品事業の売上高は4.0%増の388億700万円となった。当第1四半期連結累計期間における当事業の業績については、厳しい競争環境や外部環境の変化により口腔衛生用品や入浴剤の売上は低調に推移したが、虫ケア用品の新製品の寄与の他、タイやベトナム、中国で売上が拡大した。利益面では、前期から継続している原材料価格高騰の影響や広告宣伝費等の増加があり、セグメント利益は9.4%減の47億7800万円となった。

虫ケア用品部門の売上高は5.2%増の205億900万円となった。国内においては、年初以降、天候に恵まれたこともあり、不快害虫用製品の出荷が順調に推移した他、「予防」をコンセプトに昨秋に発売した『マモルームゴキブリ用』や新製品『ゴキッシュ スッ、スゴい!』の好調な出荷により、ゴキブリ用製品の売り上げが伸長した。海外においては、タイやベトナムを中心としたASEANでの成長や輸出事業の拡大が寄与した。

日用品部門の売上高は0.9%減の153億8800万円となった。口腔衛生用品分野の売上高は7.8%減の17億2200万円。洗口液の使用習慣を訴求するためにディスペンサー付きの『自動で出てくるモンダミン』を積極展開したが、厳しい競争環境が続く中、『モンダミン』シリーズは低調な推移となった。入浴剤分野の売上高は6.5%減の57億7200万円。生活を取り巻く環境やトレンドの変化に伴う平均単価の上昇等により、昨年から続いていた市場の低調な推移に歯止めがかかり、市場規模は前年並みの水準にまで回復した。一方で同社グループの製品は『きき湯』や『温泡』等の出荷が前年を下回った。その他日用品分野の売上高は5.5%増の78億9300万円。衣類用防虫剤の出荷が前年を下回ったものの、女性用マスクや冷却剤、エアコン洗浄剤が伸長した。

ペット用品・その他部門の売上高は26.9%増の29億900万円。飼い主のペットに対する健康意識の高まりやペットの住環境の充実等を受け、一頭あたりにかける費用は増加傾向にあり、ペット関連市場は好調さを維持しています。こうした状況下、プレミアムフードや猫砂等のケア用品の売り上げが伸びた。

総合環境衛生事業の売上高は8.1%増の71億2500万円、セグメント利益は11.0%増の2億900万円。同社グループの専門的な知識や技術、ノウハウをもって提供する高品質の衛生管理サービスへのニーズが高まっている中、特に医薬品業界・再生医療業界へ向けた種々の取り組み、食品安全マネジメントに関する監査・コンサルタント業務の強化を継続。利益面では、主な契約形態である年間契約における原価率の上昇による影響などがあったものの、増収に伴う売上総利益の増加により増益となった。

24年12月期通期業績は、売上高は4.2%増の1650億円、営業利益は52.9%減の30億円、経常利益は47.6%減の35億6000万円、親会社株主に帰属する当期純利益は56.4%減の17億9000万円と、前回公表数値を据え置いた。