小林製薬は、3月22日付「紅麹関連製品の使用中止のお願いと自主回収のお知らせ」で報告申し上げた件に関し、追加情報を発表した。追加した情報は①お電話が繋がりにくいことについて②入院症例数③想定していない成分を含む可能性がある製造番号④企業様向けに販売している紅麹原料⑤業績に与える影響の5点。そのうち④について、小林製薬は下記の通り発表している。
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企業様向けに販売している紅麹原料
2024年3月22日のニュースリリースで「企業様向けに販売している紅麹原料(販売元:小林製薬バリューサポート株式会社)についても回収対象としており、取引先様にご連絡し個別に対応をしております」と記載して報告させていただいた点について、多くのお問い合わせをいただいておりますので、企業様向けに販売している紅麹原料についても、追加でご報告申し上げます。
企業様向けに販売している紅麹原料については、当社の子会社であり販売元である小林製薬バリューサポート株式会社(以下、KVS社)より、販売をしている取引先様52社に対して3月22日から個別に連絡し、取引先様及びその先のお客様による紅麹原料の販売及び使用をお控えいただいた上で、紅麹原料を使用した製品(流通在庫等を含む)の回収等の措置にご協力いただけるよう要請しており、引き続き取引先様への情報提供を進めてまいります。
なお、3月24日時点において、KVS社が企業様向けに販売している紅麹原料を使用した製品について、腎疾患等が発生したとの連絡は受けておりません。
当社が、2023年に製造した紅麹原料の量は18.5トンであり、当社製品の紅麹コレステヘルプ等に使用している紅麹原料と、企業様向けに販売している紅麹原料の内訳は以下のとおりです。
ⅰ 当社製品の紅麹コレステヘルプ等に使用:2.4トン
ⅱ 企業様向けに販売:16.1トン
a)6.9トン
・当社製品の紅麹コレステヘルプ等に使用しているものと同じ紅麹原料
・使用用途:サプリメントなど
・一部に、2024年3月22日のニュースリリースに記載した当社の想定していない成分を含んでいることを確認済み
b)9.2トン
・当社製品の紅麹コレステヘルプ等に使用しているものと異なる紅麹原料
・使用用途:食品、食品の着色や風味づけなど
・当社の想定していない成分は含まれていないことを確認済み