ナリス化粧品は、ソフトフォーカス効果を持つノンケミカルの水中油型(O/W型)の日焼け止めの処方開発に成功し、4月7日に特許登録(特許登録番号:7846496)を行った。
紫外線を防ぐ成分は、一般的に「ノンケミカル」と呼ばれる紫外線散乱剤と、「ケミカル」と呼ばれる紫外線吸収剤に大別される。「紫外線散乱剤」は紫外線を反射・散乱させ、「紫外線吸収剤」は、紫外線を吸収して熱などに変換することで紫外線を防止している。
同社では、ノンケミカル処方とケミカル処方の両方の日焼け止めの開発をしているが、両者を比較するとノンケミカルは、肌への刺激が少ないものの使用感などのパフォーマンス面で処方設計が難しく、ケミカルは透明感や使用感の良い処方設計をしやすいものの敏感肌の人などでは肌に刺激が出ることがある。一年を通して夏の長期化と猛暑化傾向にある近年の環境下において、日焼け止めは多くの人に使用されるアイテムとなり、かつ多くの人が長期間使うことで、紫外線防止以外のスキンケア効果や肌をきれいに見せるなど、プラスアルファの機能が求められるように変化してきている。
また、乳化状態は水分の中に油分が分散されている「水中油型(O/W型)」と、油分の中に水分が散乱している「油中水型(W/O型)」に分かれるが、べたつきのない使用感をより作りやすいのは、「水中油型」だ。同社でも、快適な使用感を求めて「水中油型」で、安全性の高いノンケミカルの日焼け止めの開発に取り組んできたが、高SPF値を実現できない、乳化が不安定になるという課題を抱えていた。
今回特許登録に至った技術は、隠蔽性と光学補正効果のバランスを取ることに成功した紫外線吸収剤を含まないノンケミカルの水中油型の日焼け止めを作るものだ。高いSPF値を実現することに加えて、サラサラとした快適な使用感や、肌色の補正をするだけでなく、毛穴やシワなどの肌の凸凹を補正するソフトフォーカス効果を実現していることが特徴。単にノンケミカルで水中油型の日焼け止めの処方開発に成功しただけにとどまらず、今後求められるだろう日焼け止めのプラスアルファの機能にも対応した新しい処方技術であると同社は考えている。
























