I-neの2023年12月期業績は、売上高が前期比18.1%増の416億4300万円、営業利益は35.3%増の43億7900万円、経常利益は25.0%増の43億3700万円、親会社株主に帰属する当期純利益は105.2%増の39億5400万円となった。
セグメント別にみると、国内事業は、売上高17.8%増の405億1400万円、営業利益は20.3%増の67億8600万円。同社の強みであるヘアケア系、美容家電、スキンケア他のカテゴリーの継続的な投資及び新たなトレンド発掘に注力した。BOTANISTブランドにおいては、23年10月より「ボタニカルシャンプー・トリートメント」をフルリニューアルしたほか、厳選した香りの「フレグランスコレクション」を始動、第一弾として同年12月に春の限定商品「ボ タニカルスプリングシリーズ」を発売し、売上高の伸長に寄与した。
SALONIAブランドにおいては、23年10月に初のプレミアムラインである「スムースシャインストレートヘアアイロン」及び「スムースシャインカールヘアアイロン」を発売。また、同年11月より期間限定で、 SALONIA初のアウトレット出店となる「SALONIADEPOT」を三井アウトレットパーク木更津に出店した。
ナイトケアビューティーブランドYOLUは、23年12月に春の限定商品「サクラナイトリペアシリーズ」を発売。また、ブランド累計販売数が2500万個を突破し、同年9月度及び10月度のドラッグストア市場ヘアケアブランド別売上シェア日本1位を獲得するなど、前連結会計年度の販売実績を大きく上回る結果となり、売上高の伸長に寄与した。
海外事業は、売上高が前期比28.8%増の11億2800万円、営業損失6億8400万円と前年に比べ赤字幅を縮小。中国における処理水の影響があった一方、Tmall.comにおいては23年12月にダメージヘアマスクの売上指数ランキングでYOLUの「カームナイトリペアジェルヘアマスク」が1位を獲得するなど越境EC売上が増加し売上高の伸長に貢献した。
2024年12月期通期業績は、売上高10.0%増の458億円、営業利益5.0%増の46億円、経常利益は4.9%増の45億5500万円、親会社株主に帰属する当期純利益は39.3%減の24億円を見込む。