カネボウ化粧品のスキンケアブランド「DEW」は、新ミューズとして田中みな実を起用。1月31日には、新CM発表会を開催した。

冒頭、原直司DEWブランドマネジャーが登壇。2000年に誕生以来、未来に向けて前向きに生きる女性たちに美しくなりたいという気持ちに応えるべく、時代の背景とともに、変化を遂げてきたDEWブランドについて紹介した。

2024年には、カネボウ化粧品が40年にわたり研究を重ねてきた「ヒアルロン酸」をキー成分に、新コンセプト「美フォルムケア。ヒアルロン酸配合。」を訴求。

原ブランドマネジャーは「カネボウ化粧品のヒアルロン酸に関する研究技術をDEWに集結。潤うだけではない。使うたび、ハリ弾力を与える。さらに印象まで美しく整える毎日の変化を楽しみながら、ヒアルロン酸によって美フォルムに導かれた肌を感じてほしい、そんな思いを込めています」と語った。

その新コンセプト推進にあたり、DEWは新たにブランドミューズ・田中みな実を起用。「ブランドミューズは、俳優としてはもちろん美容賢者として圧倒的な支持を集めている美の伝道師・田中みな実さんです。田中さんは、女性たちの美の憧れであり、DEWが目指す美肌の象徴です。また、美容に精通しているだけではなく、美容を心から楽しむ美容愛にあふれる方だと感じています。美と向き合う姿勢が多くの方に支持を得ており、田中さんを通して、世の中の女性を美しく幸せにできたらと思い、今回オファーさせていただきました」(原ブランドマネジャー)

会場では、新CMのお披露目の後、今年初めてのイベントになるという田中みな実が登壇。原ブランドマネジャーから田中みな実へ「ビューティーエバンジェリスト」の名刺贈呈の後、トークセッションが行われた。


――田中さんはビューティーエバンジェリスト、つまり美の伝道師としてニュースに就任されたご感想をいただけますでしょうか?

田中 ちょっと恥ずかしいですけど、身が引き締まる思いです。ブランドミューズとしての責務を全うできるように、美容を楽しみながらDEWの商品の魅力を1人でも多くの方にお伝えしていけたらなと思っています。

――多くのミューズをやっているイメージがありますが、実は化粧品のミューズは今回初めてなんですよね。

田中 そう、初めてです。ビューティー誌でいろいろと撮影させていただいているので、そういった印象がもしかしたらあるのかもしれないのですが。

――改めてミューズとしてDEWの商品をご紹介いただけますか。

田中 お化粧液は化粧水なのに、美容液のようなとろみがあって、でも肌になじませるととても心地よく、日々使いやすいなと感じています。クリームの方はフェイスラインまで引き上げるようになじませてグーッと伸びて、そのままピタッと密着してくれる感覚があるので、それがとても頼もしいなと思っています。また、かなりコスパがいいなと個人的には感じています。

――田中さんと言えば美容のイメージがあって、世の女性からもその信頼度が高いかと思います。田中さん流の使い方を教えてください。

田中 ツーステップなのでとてもシンプルだと思うんですが、私はお化粧液をパックするようにたっぷり使うのが好きです。コットンでローションパックみたいにするんですけど、ややとろみがあるので、お肌に乗せてる間も液だれがしにくくて、とても使いやすいなと感じています。

――田中さんが普段どのように美フォルム肌を保っているのか、その辺りの秘訣もぜひお聞かせください。

田中 とにかくたっぷりの水分で満たすことで美フォルムが叶うかなと思っているので、保湿はとても大切にしています。あとは、毎日のスキンケアを、苦しいものにならないように楽しくできるといいなと思いながら日々やっています。「面倒くさいな」とか、「今日もやらなきゃいけないのか」って思うと、それが肌にも伝わっちゃう感じがするので、今日もちゃんと水分を与えてあげるからねっていう気持ちでやってます。

――今回のCMは、美容愛にあふれる田中さんがDEWに出会って満たされるというストーリーということなんですが、田中さんのお気に入りのシーンはありますか。

田中 最後の「私は欲しがり。だから、DEW。」とポーズを決めているところがあるんですけど、最初にいくつかのバージョンを撮影していて、そのたびに監督がいいですねってすごい褒めてくれたので、テンションが上がりました。あんまり褒められることってないので、褒められると嬉しくなって頑張れました(笑)

――今回は、ビューティーのCM撮影ということで、撮影する上で意識したことがあればぜひお聞かせください。

田中 今回のCMは、セットがうっとりするようなオーロラの抽象空間で、監督からは「美の神殿」をイメージしているというお話がありました。なので、そこに佇む女神をイメージして、少しでもDEWのミューズに近づける意識をしました。

――今日はそのCMの衣装でお越しいただいたということなんですが、ポイントを教えていただけますか。

田中 何となくスキンケアのCMということで白い衣装を想定していたんですが、ご用意いただいたものが全て黒で、もうそこから意表を突かれました。でも実際にセットの中に立ってみると、オーロラの空間の中で際立つような黒がとても印象的で、他にはないCMが出来上がったんじゃないかなと思っています。結構しっかり開いているんですけど、透け感がとても綺麗な衣装になっています。

――CMの中で使われているキーワードにまつわるエピソードもお伺いしたいと思います。まずは出会いというキーワードから。CMの冒頭に、「こんな出会いがあるなんて」というセリフがありましたが、田中さん、最近素敵な出会いはありましたでしょうか?

田中 DEWの商品もそうなんですけれども、素敵な出会いは、それに関わる皆さんとの出会いですかね。1人1人に商品に熱い思いがあって、お話を伺うたびに、「そんなことがあるんだ」とか「知らなかった」っていうことが出てくるので、撮影でお会いするたびに刺激を受け、撮影のときも、別室に案内していただいて、たくさんの資料をご用意いただいて、勉強会をしていただきました。

――美フォルムケアにちなんで、ご自身が一番美しいフォルムだなと思うところはありますか?

田中 自分で言うのもあれですけど、フェイスラインから首デコルテにかけて、この辺は時々お褒めいただくので、この辺、どうでしょうか?

――何かケアをされていたりするんでしょうか?

田中 今日もこうやって皆さんに撮っていただくことになるかもしれないなと思い、DEWの化粧液をたっぷりと塗ってクリームで流してきました。

――顔の延長で首デコルテまでケアすると。

田中 そうですね。やはり質感がとても大切になってくるので、特に30代半ばからは肌の質感はボディー含めとても大切だなと感じているので、顔はもちろんのこと、体もしっかりと化粧水とかで保湿したりしています。

――CMの最後に、「私は欲しがり。だからDEW。」と田中さんが微笑みながらおっしゃるのがとても印象的です。ポスタービジュアルにもなっているこのポーズの撮影が大変だったと伺いました。

田中 そうなんですよ。これ、実際に大きな水槽があってそこに肘を入れて、割と長時間撮影していたので、終わってから肘がちょっとふやけてるというぐらい、本当にずっとこの構図でやってました。肌が濡れてるような仕上がりになってると思うんですが、これも合成ではなく、実際に上から液体を垂らして撮っています。両サイドから男の人がちょっととろみがある液体をかけてくれて、終わった後は髪の毛も体も結構びしょびしょになっていました。体勢も体幹を必要とする姿勢で、でも腹筋、腹斜筋とかに効いている、トレーニングだなと思いながらポーズをとってました(笑)

――最後に新ミューズとしての意気込みをフリップに書いてきていただきましたので、こちらをお持ちいただいて、メッセージをお願いいたします。

田中 「美フォルムな肌を目指します」。美フォルムって鋭角みたいなことではなく、DEWが提唱している美フォルムっていうのは、水分で満たされることによって、きめが整ってフォルムが美しくなっていくということだと思っているので、しっかりと日々のケアを怠らず、楽しみながらスキンケアをしていければなと思っています。そしてミューズとして皆さんにDEWの商品を愛していただけるように、私も微力ながら商品を支えていけたらなと思っています。よろしくお願いします。

月刊『国際商業』2024年04月号掲載