イノベーションの連続で社会課題解決を目指す

――2023年12月期は、新しい経営理念「We are Social Beauty Innovators for Chain of Happiness.」を発表してスタート。どのような思いを込めているのですか。

大西 「Social Beauty Innovators(ソーシャル ビューティー イノベーターズ)」とは、社会を美しく変革することを表現しています。I-neがミッションとして掲げている「Chain of Happiness」と同じように、お客さまを幸せにすることを起点とすることに変わりはありませんが、お客さまを美しくすることを通じて、業績を上げ、社員に給料を払う。取引先も利益を得て、社会が回る。これは全てのビューティーカンパニーが当たり前に行っていることでしょう。それを言語化する時に、改めてI-neの原点に返ると、社会課題を解決したいという強い思いがビジネスの原動力になっています。その視点からビューティー領域の現状を考えると、業績や規模が大きくなるほど環境に与えるインパクトも大きくなることに危機感が募りました。それを課題に捉えた欧州企業などは本気でSDGsに向き合っていますが、日本の、しかもベンチャー企業は、社会課題解決に強い意思を持って向き合っているとは言い切れない現状があると思っています。I-neは、お客さまに美しくなってもらう商品やサービスを提案することで業績を拡大するのと同時に、ブランドがスケールすればするほど、地域社会や地球環境に貢献できる企業を目指し、先陣を切ることで、競合企業が追随すれば、それだけ大きな社会を変える力が生まれると考えます。新経営理念は、より良い社会を実現するソーシャル ビューティー イノベーターとして、チェーン オブ ハピネスを追求し続ける覚悟を示しました。もちろん取り組みは緒に就いたばかりですが、欧米企業に追いつき、追い越せるようにイノベーションを起こし続けます。

この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。

ログイン