ARTISTIC&CO.GLOBALは、9月1日付で社名を「A.GLOBAL」に改称。また、2027年(10期)に向けた中期経営計画を策定した。
同中計では、主力機器の成長と市場環境変化に対応できる企業基盤強化、成長エンジンである顧客基盤の拡大に向けた施策に対し積極的に投資を行うとしている。また、カスタマー部門の強化を行い、顧客数増に加え、LTV向上に向けた顧客フォローを実施していく。
具体的には、三つの段階を踏んで、グローバルビジネスの拡大を目指す。
2025年までのフェーズ1では、「顧客基盤拡大」と「企業基盤の強化」を掲げ、売り上げ150億円を目標に設定。ZeusⅢ、The Horuseye、PimpeBlockの認知拡大、お客に寄り添うフォロー体制部署の拡充、新機種のIoTのような新たな付加価値創造、海外(中国、東南アジア、韓国、米国、欧州、中東、東アジア)での積極展開、主要事業(美顔器)からビューティ事業(美容医療・コスメ・サプリ)への拡大を目指す。
26年までのフェーズ2は、「アライアンスによる販売チャネルの拡大」(売り上げ170億円)。販売パートナーとの連携による販路拡大、主要美顔器の新構想や領域特化コスメ、新型の美容機器開発、特許技術による差別化、海外での取り扱い拡大を掲げる。
27年までのフェーズ3では、「グローバルでのポジション確立」で売り上げ200億円を目指す。中国事業の顧客基盤を生かし、インバウンド来訪と親和性のある層を中心に、顧客層を拡大する考えだ。そのほか、アジア、韓国、欧米などでの拠点拡大および日本国内での販路確立を行う。
10月25日に開催した新社名発表・事業戦略説明会では、金松月社長が登壇。「”A”はARTISTIC&CO.GLOBALのAであるとともに、すべての始まりを意味します。6年という歩みを経て、初心に帰り、これから新たに生まれ変わるという意味も含めてこの社名にしました。過去を生かしながら既存のみならずこれからどんどん事業展開していきたいと思っている。美顔器のみならずサービスやスキンケア、いろんなところで商品の開発を含め、進めていく予定」と語った。
同発表会では、お笑いコンビのアインシュタイン稲田直樹、河井ゆずるがゲストとして登場。様々な「美」に絡めた企画や新しい社名にちなんだトークを披露。A. GLOBALの「え、ぐ、ろ、ば、る」という頭文字をつかって、新社名に込められた魅力をあいうえお作文を行った。河井は「エイジングケアには欠かせない、グッドで、ロイヤルなアイテムで、美しくなって、バリ、ルンルン」。稲田は「ええやんこれ、グッドやん、老若男女も、嬉しいやん、バラ色の人生こっちにおいで、る〜るるるるるる」と披露し、会場の笑いを誘った。