ファイントゥデイは、ファイントゥデイとして初となる新ヘアケアブランド「+tmr(プラストゥモロー)」を11月1日から全国の@cosme STOREおよび@cosme SHOPPINGで先行発売し、24年2月から全国発売を開始する。毛髪の主成分であるタンパク質に本質的にアプローチし、頬ずりしたくなるほどやわらかな髪へ導く。

ラインアップは、「プラストゥモロー スムース シャンプー」(本体470ミリリットル・1500円、詰め替え400ミリリットル・1200円〈編集部調べ〉)、「プラストゥモロー スムーストリートメント」(同)、「プラストゥモロー オーバーナイト ヘアセラム」(80ミリリットル・1400円〈編集部調べ〉)の3点である。

新ブランド誕生を記念したプレスセミナーを10月23日に都内で開催。ファイントゥデイブランド統括本部の堀内明子ブランドマネージャーはブランドコンセプト「いい髪が紡ぐ、素晴らしい今日、そして明日」に込めた想いについて、「毎日から少しずつマイナスを減らし、少しずつプラスを増やしていく。そんな本質と向き合い頑張っている生活者を髪から応援するブランドでありたい」と語った。

ブランドモチーフである「彩雲(さいうん)」は、太陽の近くを通りかかった雲が、赤や緑など虹色に色づいて見える気象現象だ。パッケージも「彩雲」を一面に纏った彩りあるデザインに仕上げている。「彩雲は古くから吉兆のしるしと言われています。バスルームでこの彩雲を目にした時に、明日はもっと良い日になりそうだと、希望を感じていただきたい」(堀内ブランドマネージャー)。

「プラストゥモロー」の開発背景にあるのは、生活者の本質志向の高まりだ。「トレンドを生み出すZ世代、α世代を筆頭に、SDGsやエシカル志向が当たり前となっており、自分にとって本当に価値のあるものを求める“本質志向”が加速しています」(ファイントゥデイ日本事業本部の赤阪裕実ブランドPRマネージャー)。

その一方で、同社が行った調査によると、髪は肌に比べて本質的なケアに対する意識が低い傾向がある。さらに「髪の約80%以上がタンパク質からできている」という事実が知られているにもかかわらず、ヘアケアでは「うるおいケア」が主流のままだ。そこで髪の本質的なケアを目指してタンパク質にアプローチする「プラストゥモロー」の開発が始まった。

「プラストゥモロー」は、髪の主成分であるタンパク質に全方位でアプローチする。「髪の弾性、髪の構造、髪の栄養素を抱え込むという三つの機能を高めることにより、しなやかで頬ずりしたくなる髪を実現しました」(ファイントゥデイR&D本部有用性・情報開発グループの永見恵子氏)。

具体的には、独自の「ネイチャープロテインCP処方」で、毛幹および髪の85~90%を占めるコルテックスへアプローチし、ダメージを補修。髪の弾性を取り戻し、構造を支える。また、タンパク質の元となるアミノ酸(アルギニン)を配合。穴の空いたダメージヘアを補修し、補修成分を抱え込み、逃しにくくする。

ファイントゥデイ待望の新ブランド「プラストゥモロー」の登場で、レッドオーシャンのプレミアムヘアケア市場はますます活気づきそうだ。

月刊『国際商業』2024年01月号掲載