7月24日、PR TIMES主催で、東京都港区にて全24ブランドが集結する「合同タッチアップ会」が開催された。

出展ブランドはプリマヴィスタやファンケル、KANEBOといった国内大手から、自社ECを中心とする新進気鋭のD2Cブランドまでさまざま。また、中国ブランド3社、韓国ブランド7社も出展。まだ日本の流通には本格展開していないブランドも多く、来場者は積極的に商品についての説明を受けていた。

同会は、PR TIMESが企業とメディア双方のニーズをくみ取り実現したもの。具体的には、ブランド側は、自社商品単体で発表会などをできなくてもメディアへ紹介できる、日頃接点を持てないメディアとつながりが持てる、高価な商品など容易に貸し出しできない商品を紹介できる機会となり、メディアやSNSインフルエンサーにとっては、さまざまなブランド担当者の話を直接一度に取材できる、小道具の貸し出しなどもありその場で撮影できるといったメリットがある。

 

コロナ禍が明け、オフラインイベントが開催できるようになってきた中で、同会は使用感が重要となるコスメブランドの商品を実際に体験しながら、ブランド担当者とコミュニケーションできる場となり、盛況のうちに幕を閉じた。PR TIMESの杉本秋氏は「コスメはもちろん、手ごたえがあればほかのカテゴリーでの企画も視野に、今後も継続的な開催を検討していきたい」と語った。

月刊『国際商業』2023年10月号掲載