ホームセンター業界最大の総合展示会「第59回 JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2023」が、8月24日から26日の3日間、千葉県の幕張メッセ国際展示場で開催される。主催者の一般社団法人日本DIY・ホームセンター協会は6月28日に都内で記者発表会を開催。同協会の稲葉敏幸会長(ECN取締役会長)は、「コロナ下を経て、家での生活を楽しむユーザーが増えている。ホームセンターは地域に寄り添い、いつでも頼れる存在。商品を実際に見てさわって見つけられるイベントを用意し、全力で準備を進めている」と挨拶した。

同展示会は、国内外のDIY・ホームセンター関連企業が一堂に会する国内最大級の総合展示会。今年のテーマは「~いつでも頼れるホームセンター~見て!さわって!みつけよう!」とし、出展社数は国内外計501社、小間数は1113小間の規模で開催。24日、25日の2日間はバイヤーズ・デー、25日、26日の2日間は一般・PRデーとし、来場者数は5万人を見込む。

目玉企画の一つが、小売自動化のリーダーであるバドガーテクノロジーによる多目的自律型ロボットの紹介だ。自律型ロボットは、従業員が行う面倒な作業を肩代わりするとともに、労働力不足に対応する店舗経営者の負担を軽減できる。さらにデータの生成と分析により、棚割りの適正化が期待できる。展示会では、自律型ロボットの実演を踏まえて紹介する。

今回は3つのゾーンを設置。「いつでも頼れるホームセンターコーナー」ゾーンでは、小売業16社が参加し、ビジネスマッチングの機会を拡大。ホームセンターのSDGsへの取り組みやCSR活動も紹介する。「住まいを豊かに How to プチリノベ」ゾーンでは、リノベーションの体験コーナーを実施。「趣味にこだわる 隠れ家工房」ゾーンでは、DIYが趣味になるようなコンテンツを展開する。

ホームセンターの最新トレンドや多目的自律型ロボットに関するビジネスセミナー、DIYを楽しむユーザーから作品を募集するコンテスト「JAPAN DIY 大賞 2023」も開催する。

月刊『国際商業』2023年09月号掲載