重炭酸に続くのは美容訴求アイテムか
バスルームで新たなスキンケア習慣が生まれるか。入浴剤カテゴリーで、従来の機能「疲労回復」から「スキンケア」へと方向を変えた商品が登場。市場に新たな風を吹き込みそうだ。
入浴剤市場は、コロナ下で「重炭酸」をキーワードとしたプレミアム化が加速した。しかし、生活者が徐々に元の日常に戻り、それに伴って感染対策意識が低下、在宅時間も減少していることから、2021年をピークに売り上げは縮小。いま入浴剤市場には、新たなヒット商品が求められている。
その一つになりそうなのが、BitStar社が展開するバスプロダクトブランド「Amproom」の成分訴求入浴剤だ。〝浸かる美容液〟をコンセプトに、「コラーゲン配合入浴料」や「ビタミンC誘導体配合入浴料」など、成分名を前面に押し出した商品を展開。現在、化粧品市場では有効成分の有無や配合量で購入を決める〝成分買い〟が増えているため、Amproomはスキンケアのトレンドを捉えた商品だといえる。23年4月には人気成分「CICA」を配合した新商品を発売し、「ロフト コスメフェスティバル 2023 SS -2nd-」に初出展するなど、認知を広げている。
一番人気の「ビタミンC誘導体配合入浴料」と新商品「CICA成分配合入浴料」。シンプルで分かりやすいパッケージが特徴だ
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