2月の下旬、3年半振りに上海に帰郷した。ゼロコロナ政策が撤回されたからだが、日本が中国からの搭乗員を全員検査することにしたため、中国側が反発、ビザの発給を制限したりしたので、直行便が少ないままだった。各航空会社で1週間に1、2便程度で、そのため料金が高くなっていった。東京、上海往復で、24万円ほどにもなった。

そこで遠回りになるが、香港経由で中国入りすることにした。料金は東京との往復で8万円。東京・上海直行便の3分の1だ。日本で1万円かけて取った陰性証明書も、香港入国時、要らないと言われてしまった。

香港経由にしてよかったと思った。安さだけではない。久し振りに香港の友人たちと再会し、デモなどの騒動があり、国家安全維持法が制定された後の香港の様子を知ることができたからだ。

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