中国が目指しているのは、先進国の仲間入りである。2035年までに達成しようと動き出した。17年の共産党大会で、習近平主席は、鄧小平にならい、新3段階発展戦略を打ち出した。第2段階として、35年までに“近代化達成”としたのだが、より具体的に“先進国へ”としたということだ。

ちなみに本年20年は第1段階、全面的小康社会実現の年だった。10年前と比較し、GDPの規模、国民所得が2倍になっている。そして極貧層をゼロにするというものだ。しかしながら5%の成長率でないとGDPは2倍にならず、達成できるかは難しいところだ。原因は新型コロナウイルスの感染拡大である。1人当たりの国民所得はGDPが1.7%以上であればいいので、ほぼ達成できそうだ。極貧率ゼロは予定通りに進んでいる。最終の第3段階は、50年に世界のリーダー国になることだ。

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