「仕上がり×スキンケア効果」ハイブリッドな価値提案で勢いに乗る

資生堂のトータルメイクアップブランド「マキアージュ」が勢いに乗っている。2023年2月21日発売の、テカリ・カサつきをダブルで防ぎ、スキンケアまでかなう毛穴レスくずれ防止下地「ドラマティックスキンセンサーベース NEO」(全3品・25ミリリットル・SPF50+・PA++++・2970円〈参考小売価格〉)が好調なスタートを切り、化粧下地市場ナンバーワンのシェアをさらに拡大。そしてポイントメイクから3月21日に、別売ケースに好きなアイテムをセットして「運命のパレット」がつくれるカスタマイズシリーズ「ドラマティックアイカラー」の限定4色(990円〈参考小売価格〉)、まつげケアまでできる美容液マスカラ「ドラマティックエッセンスマスカラ(ロング&カール)」の限定3色(3190円〈参考小売価格〉)を数量限定で発売した。マキアージュは、ベースメイクとポイントメイクの新商品を相次いで投入し、アフターコロナのメイク市場の活性化をけん引する考えだ。

資生堂は1872年の創業以来、ファンデーションのトレンドを生み出し、美の価値観をアップデートしてきた。例えば1917年発売の「着色福原粉白粉七種」は、生活者一人ひとりの肌の色やライフスタイルに合わせて、七つの色を自由自在に選ぶことができた。それは画一的でない個々の美を楽しむ提案である。51年には、資生堂初のリキッドファンデーションである液状油性化粧料「ファウンデーションL」を発売し、美しさを持続させるニーズに応えた。60年発売の「資生堂ビューティケイク」は汗ばむ夏でも化粧くずれを防ぎ、酷暑下に美を楽しむ価値を創出した。

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