資生堂の真骨頂は需要創出への挑戦
時代の変化を捉え、美のあり方をアップデートする。資生堂創業150周年の節目の年に、トータルメイクアップブランド「マキアージュ」は、新たな価値提案に挑む。その象徴は、2022年2月21日発売の毛穴レス美容液リキッドファンデーション「ドラマティックエッセンスリキッド」(全5色・25ミリリットル・SPF50+・PA++++・3520円〈参考小売価格〉)である。そして、コロナ禍の逆風を受けているポイントメイク市場に一石を投じるのが、3月21日発売の別売ケースに好きなアイテムをセットして「運命のパレット」が作れるカスタマイズシリーズの新アイテム「ドラマティックアイカラー(マルチ)」、マスク着用時でもハイライト・血色感で惹きつける「ドラマティックチークカラー」、色・質感で惹きつけるマスクにつきにくい「ドラマティックリップカラー」(全19品・440~1980円〈参考小売価格〉)。さらに、愛用者に創業150周年の感謝を伝える限定商品「ドラマティックパレット」(全2品・4400円〈参考小売価格〉)も同時発売した。ドラマティックエッセンスリキッドの初月実績は計画比170%と好スタートを切った。この勢いに乗って、マキアージュは、150年の歴史に裏打ちされた価値提案で成長軌道を描く考えだ。
昨今、生活者意識のトレンドは、スキンケア意識の高まりを軸に変化している。当然、要因は新型コロナで長期化するマスク生活で、これまで以上に機能、効果、成分にこだわる生活者が増え続けている。実際、マキアージュの調査によると、スキンケア品の購入を増やす意向は、控える意向よりも有意に高い。また、マスク着用の常態化が終わる前に肌を美しくしておきたい、という気持ちは、男性の6割以上、女性の8割以上が抱いている。それに伴い、肌を美しくするために成分が重要と考える人は、男性が約7割、女性が約9割と高水準になっているのだ。
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