ファンケルグループのアテニアはコロナ下でも国内事業は好調を堅持。2022年3月期は過去最高の売り上げを叩き出し、23年3月期4~12月実績も4.1%の増収だった。22年10月、長年にわたりファンケルで通販事業に携わってきた保坂嘉久氏がアテニア社長に就任。この4カ月の間でアテニアのどこに可能性を見出したのか。今後の取り組みや抱負を聞いた。

国内は通販、店舗ともに順調に推移している

――アテニアの現状をどのように見ていますか。

保坂 アテニアの社員は自社の商品に対する愛情が強い。「作る人が使う人」というコンセプトのもと、エイジングケアブランドとして、40代の女性社員が中心に40代の女性を意識して良い商品を作って、自信を持ってお客さまにお薦めし、自分たちも使用する。アテニアの商品の良いところを社員同士が語り合う「商品愛選手権」を行っていることからも、本当に商品愛が強いことが分かります。そして、お客さまとのつながりも強い。コロナ下ではオンラインになりましたが、頻繁にファンミーティングを開催し、お客さまと常にコミュニケーションを取っています。創業時の、お客さまと一緒に商品を作っていきたいという思いは受け継がれており、これはアテニアの強みだと思います。

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