オリックスは11月11日、ディーエイチシーの大株主である𠮷田嘉明氏との間で株式譲渡契約を締結したことを明らかにした。今後、株式譲渡の手続きとともに、オリックスとディーエイチシーその他株主との間で株式取得を含めた協議を進め、2023年3月期中の取引実行を目指す。取得金額は非公開。株式取得に関する取引内容が具体化した際には、おって詳細を開示する。
オリックスは、医療機器販売会社のイノメディックスや製薬会社の同仁医薬化工への出資等を通じてヘルスケア事業に注力している。今回の出資は、オリックスグループにおける同分野のネットワーク拡大に寄与する。 長年培った企業価値向上のノウハウを生かし、ディーエイチシーの円滑な事業承継、ならびに同社のコンプライアンス体制やコーポレートガバナンスのさらなる強化を推進していく。
ディーエイチシー代表を務める𠮷田嘉明氏は、株式譲渡完了後に退任を予定。今後は新たな経営体制の下、取引先をはじめ様々なステークホルダーに引き続き貢献するとともに、持続的な社会の実現に向けて活動していく。