マンダムは、宇宙飛行士の宇宙での使用に向けて開発した「ギャツビー スペースシャワーペーパー」が、10月6日に打ち上げられた宇宙飛行士・若田光一氏のISS(国際宇宙ステーション)長期滞在に際し、同施設に搭載されたと発表した。
これを記念し、ISS搭載品と仕様・パッケージが同一のものをマンダムオンラインショップ(https://www.mandom.co.jp/gallery/contents08.html)で販売を開始した。ラインアップは、制限のある宇宙生活でも、シャワーを浴びたようなサッパリ感で全身清潔にし、また、リフレッシュできる頭皮用ペーパーと全身用ペーパーの二つだ。
同製品は、JAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)の取り組みである「宇宙生活/地上生活に共通する課題テーマ・解決策の募集(2020年)」でISS搭載候補品に選定された「ISSで快適に使用できるボディペーパー」を、JAXAの助言を得ながらマンダム独自の技術を用いて開発。マンダムは、同製品を通じ、若田氏が半年間におよぶISSでの日常生活を快適に過ごせるようサポートしていく。
一般的なボディペーパーではエタノールを配合することにより気化熱を利用し、肌から熱を急速に奪い清涼感を与えるメカニズムになっているが、ISS内ではエタノールの使用は厳しく制限されている。そのため、従来の方法は使用できず、エタノールフリーで心地よい清涼感を実現することは困難だった。
マンダムは、2005年から取り組んでいるTRPチャネル研究から生まれたKai-tech技術を応用することで、エタノールフリーでも快適な心地よさを実現した。