日本コンタクトレンズ協会は9月8日、同月10日の「コンタクトレンズの日」に先立ち記者発表会を開催。コンタクトレンズの使用実態の変化や、コンタクトレンズに関する情報が消費者に与える影響を把握することを目的に実施している消費者動向に関する定点調査について報告した。

同協会の川浦康嗣副会長は「第8回消費者動向調査から見たCL(コンタクトレンズ)ユーザーの様々なコンプライアンス意識」に関して説明。購入頻度の高い販売施設の内訳では、2014年度調査時から、インターネット通販の割合が伸長(14年:23% → 22年:30%)。一方で、コンタクトレンズ購入時の眼科受診率について、22年はコンタクトレンズ購入の度に眼科受診している割合が20%にとどまっており、引き続き啓もうが必要なことが浮き彫りになった。

続いて笹川泰弘副会長は「アイフレイルについて ~日本眼科啓発会議発表資料に基づくご報告~」のテーマで講演。アイフレイルは、加齢に伴い眼の脆弱性が増加するのに加え、さまざまな外的・内的要因が加わることにより、視機能が低下した状態やそのリスクの高い状態のことを言う。眼科受診などアイフレイルへの対策を共有することで、コンタクトレンズ使用時の目の健康に対する意識向上を図っていく考えを示した。

イベントの後半ではタレントの浜口優・南明奈夫妻が登壇しトークセッションを実施。最近誕生した赤ちゃんの育児の様子や自身の目の悩みとケア方法、コンタクトレンズにまつわるエピソードを披露した。

月刊『国際商業』2022年11月号掲載