メイク需要の復調を見越し色調の幅を広げる
衝動買いを誘う品ぞろえと売り場づくりに立ち返る。アインホールディングスが展開するアインズ＆トルペがコロナを経てたどり着いたのは、化粧品を買う楽しさや高揚感を店頭から伝えるという原点回帰だ。コロナ下で停滞気味になっていた新商品の取り揃えや売り場からの情報発信に改めて注力。メイクアップ、スキンケア、PBの3領域を中核に独自性の高い売り場構築に踏み出している。
なかでも重心を置くのがカラーメイクの品ぞろえだ。マスクの着用が続いているとはいえ、外出機会が増え、メイクする頻度が直近の2年間よりもいくらか増えた。メーカーも目元アイテムが中心ではあるものの、カラーメイクの新商品を投入する動きも活発化。さらに、カラーメイクでは在宅期間中にコロナ以前には挑戦できなかった色味を楽しむ空気が醸成され、メイクの色調の幅が広がった。
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