資生堂は、店舗やECなどの販売チャネルやブランドごとに提供していた会員サービスを一つに集約した新会員サービス「Beauty Key（ビューティーキー）」を公式スマートフォンアプリを通じて9月12日、日本市場の化粧品専門店・デパート・GMS・ドラッグストアの一部に導入する。アプリは9月1日からダウンロード可能だ。
生活者の変化するニーズに応えるため、これまで小売店ごとに把握していた顧客情報を、One IDでお客ごとに小売店を横断して把握し、会員サービスを提供する「Beauty Key」を開発。名称には、「お客さま一人ひとりのなりたい『美』の扉を開くための鍵」という意味を込めている。
「Beauty Key」のロゴ
メニュー画面は、複数の会員情報を集約する「ホーム」、美容アドバイスや購入履歴が確認できる「Myノート」、ブランド情報などが確認できる「美容情報」、お客に向けたお知らせを通知・表示する「お知らせ」、会員ステージやポイントなどを表示する「会員情報」の五つの画面から構成されている。
「Beauty Key」のOne ID化によって、お客は肌測定結果や応対履歴、お気に入りブランドからの美容情報などがアプリ内で一元化されるため、場所や時間を選ばず、自分に合ったシームレスなカウンセリング、美容サービスや会員特典を受けられるようになる。
また、小売店ではお客の全ての購入履歴を参照することで、お客のニーズに寄り添う満足度の高い応対の実現が可能となる。
「Beauty Key」によって得られた顧客データを駆使し、店頭応対や施策の精度向上、商品開発力の強化、お客が求めている商品の事前予測など、研究開発からマーケティング、営業までをつなげ、お客一人ひとりの「美」の実現をフルサポートする。
将来的には、需給動向や生産・物流などの情報とも連動させ、最適なタイミングや方法での商品・サービス提供を目指す。
小売店と共に、いつでも・どこでも・お客が欲しい時に「テイラーメイドなオンリーワン体験（一人一人のニーズにあった美容体験）」を実現することにより、お客の満足度を向上させ、長期にわたるエンゲージメントを深めていく。
アプリと起動画面
