ゲスト 森田俊平SBIアートオークション株式会社 代表取締役(写真左)
ファシリテーター 菊池麻衣子「パトロンプロジェクト」代表(写真右)

証券・銀行・保険をコア事業とするSBIグループの一企業としてアートのオークションを手がけるのがSBIアートオークション株式会社。オークションと聞くと、サザビーズやクリスティーズといった欧米のオークションハウスが真っ先に思い浮かぶが、あえて日本企業が手がける意義は、どこにあるのか。2011年にSBIアートオークションを設立した経緯やその後の変遷など、これまでのチャレンジを森田俊平社長に聞くとともに、オークションの現場については、同社の加賀美令マネージャーに話してもらった。近年、特にSBIアートオークションが国内の30代・40代のニューリッチ層から注目され、コレクターを増やしている理由について探っていく。

菊池麻衣子(以下、菊池)金融業を中核とするSBIグループが、アートオークションのグループ会社を立ち上げたのはどのような経緯だったのでしょうか。

森田俊平(以下、森田)約20年前になりますが、「資産を形成した人が興味を持って力を入れていくことは何か」という議論が社内でありました。そのときに、北尾吉孝社長が提言したのが「不動産」と「アート」と「健康」だったのです。それで、それぞれの事業を立ち上げたのですが、アートに関しては、オークションをスタートしました。

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