ピンチをチャンスに変え事業基盤を強化

コーセーのメイクアップブランド「ヴィセ」が斬新なトレンド提案に挑んでいる。独自性を示すポイントは、いくつもある。まずは「ヴィセ リシェ アイブロウエンハンサー」だ。眉まわり用コンシーラーという、化粧品市場では新しいアイテムを5月16日に発売した。そこに、眉墨「ヴィセ リシェ アイブロウパウダー」と眉マスカラ「ヴィセ リシェ スタイリング クリア アイブロウ」を組み合わせ、「洗練眉」を提案している。これはヴィセ初の試みであり、眉墨とマスカラで思いのままにデザインし、コンシーラーで際立たせることで立体感ある洗練眉にできる。これはヴィセ独自の価値提案だ。色みは青系のニュアンスブルーを選択。これも競合ブランドにはない斬新な提案と言える。

コロナ禍はヴィセの中心商材である口紅に逆風が吹き続けた。しかし、1994年のブランド誕生以来、時代の変化に合わせた提案を続けているヴィセは、しなやかにピンチをチャンスに変え、アイカラーが急成長している。今回の提案でアイブロウが育てば、ヴィセの事業基盤は間違いなく強くなる。コンシューマーブランド事業部 C/B企画室 商品企画1課の藤田麻友香氏は、次のように意気込む。

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